[ 日本橋 ]
( にっぽんばし )
[ NIPPON BRIDGE ]
堺筋の道頓堀川に架かる橋である。
日本橋は紀州街道(旧国道29号線)が道頓堀を渡るところに架けられた橋で、江戸時代には幕府が管理
する公儀橋に指定されていた。日本橋の橋筋は長町とよばれ、道の両側には旅籠が軒をならべていた。橋
詰には船着き場があり、水陸交通の要所として賑わった。特に人通りの多かった道頓堀への曲り角にあた
る南詰の西側には幕府の高札場が設けられていた。当時の橋の規模は資料によって異なるが、橋長約40m、
幅員約7mの木橋であった。
明治10年(1877)に鉄橋化されたのち明治34年(1901)に架け換えられ、さらに明治45年(1912)市電が
通る鋼橋となった。この時、堺筋の大幅な拡幅にともない橋の幅員も道路と同様の21.8mに広げられた。
現在の橋は昭和45年(1970)の地下鉄建設にともなって架け換えられたもので、橋長28.8m、幅員28mと
縦横ほぼ同じ大きさの橋となっている。

全景 (上流側) (船上から)
全景 (下流側)
桁下
中央部
高欄
高欄柱
高欄柱の橋名 (漢字)
高欄柱の橋名 (ひらかな)
橋上道路 (北詰)
橋上道路 (南詰)
日本橋顕彰碑
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( 写真の拡大では見づらいので、写し書きしてあります )